今回は鈴木将仁が2013年の12月から翌年2月にかけて企画・開催した「富士山まんがコンテスト」について紹介します。この企画は2013年6月に富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して企画されました。主催は静岡漫画研究所で静岡県と山梨県が後援となっています。
「富士山」をテーマにしたマンガを全国から募集!
コンテストでは富士山の世界文化遺産登録を記念して、「富士山」をテーマにしたマンガを募集。プロ、アマチュア問わず、どなたでも参加できる企画として広く発信しました。大賞賞金は「ふじさん」にちなんで22万3千円。“日本一の富士山” にふさわしい作品を全国から募集しました。
締め切りも「富士山の日」である2月23日に設定。わずか3カ月足らずの応募期間でしたが、北海道から九州まで、約90点の「富士山」をテーマにしたマンガ作品が集まりました。


上の二つはどちらも中学生(当時)の作品です。作風はまったく違いますが、「将来が期待できるとても良い作品」と審査員の評価も高いものでした。
入賞13作品を集めた電子書籍『富士拾遺物語』
静岡漫画研究所ではこのコンテストで入賞作に選ばれた13作品を再編集し、1冊の電子書籍にまとめました。タイトルは『富士拾遺物語』(『宇治拾遺物語』をもじった鈴木考案のウィットに富んだタイトルですww)。
内容は、クスッと笑える4コママンガや世界遺産登録を記念した富士山紹介ストーリー、また上でも紹介した中学生による創作物語など、バラエティに富んだ作品を掲載した読みごたえある一冊となっています。

こちらの『富士拾遺物語』はアマゾンのKindle版、および楽天のkobo版の2種類がそれぞれのサイトから入手することができます(有料)。案内サイトはこちら。
このコンテストを通して感じたのは、やっぱり富士山は日本一の山であり、みんな富士山が好きなんだということ。そして、その富士山の近くに暮らしている私たち静岡人はとても幸せですね。