浜岡原子力発電所を見学してきました

浜岡原子力館前での記念写真 ブログ

本日は中部電力さんのお招きで、御前崎市にある浜岡原子力発電所を見学してきました。参加したのは鈴木将仁まさひとを含めて5人。東日本大震災が起きた2011年以降、すべての原子炉が停止している浜岡原発ですが、現在も安全対策に関する作業が進められています。今回は一般公開されている浜岡原子力館に加え、ふだんはなかなか足を踏み入れることができない、原子炉建屋の内部まで案内していただきました。
(写真撮影禁止のため画像はありません…)

「福島第一のような事故を起こさない」

浜岡原子力発電所には1976年に営業運転を開始した1号機から、2005年に運転開始した5号機まで5つの発電設備が存在します。このうち、1号機と2号機は2009年に運転を終了し、ともに廃炉済み。それでも3〜5号機がフル稼働すれば、静岡県全域(富士川以西)をカバーできるだけの電力がまかなえるといいます。しかし、3〜5号機も東日本大震災後の政府の決定により現在は運転を停止しています。

運転停止のきっかけとなったのは福島第一原子力発電所の事故。地震や津波であらゆる電源を喪失したため、原子炉を冷却できなくなり炉心溶融(メルトダウン)が起きてしまったという深刻な原子力事故です。

福島第一原発事故の画像
福島第一原子力発電所の事故(写真:Wikipediaより引用)

この事故を受けて原子力発電所の安全に対する認識が一変。日本中の原発が安全対策をやり直すことになりました。浜岡原発でも福島の事故を教訓に、「福島第一のような事故を起こさない」を合い言葉に新規制基準を踏まえた安全対策が進められています。

「万が一」に備え、何重にも安全対策を講じる

今回の見学でいちばん感じたのは、過剰なまでの安全対策が何重にも施されているすごさです。例えば…

①考えられる最大クラスの巨大津波が来ても大丈夫な海抜22mの防波壁を設置。

②それでも万が一、津波が防波壁を越えた場合でも建屋の扉を二重化(40tの強化扉+23tの水密扉)して建屋内への浸水を防止。

③それでも浸水や地震で3つの送電線や非常用ディーゼル発電機が使えなくなったら、海抜40mの高台に設置したガスタービン発電機でポンプを起動。

④さらに、ガスタービン発電機が使えない場合は蓄電池から電源供給し、同時に電源車の電源も準備。

⑤それでも電源が喪失した場合は、可搬型の注水ポンプにより「海抜30mの高台に新設する緊急時淡水貯槽」「貯水タンク」「取水槽」「敷地西側を流れる新野川」などを水源として原子炉へ注水して冷やす機能を確保する…

といった具合です。

安全対策について書かれたパンフレットのページイメージ

そのほかにも人的ミスを防ぐための訓練や組織の整備などにも余念がなく、ここかしこに中部電力さんの安全に対する情熱が感じられました。

もちろん、これで原子力発電所をめぐる問題がすべてクリアになったというわけではありませんが、鈴木を含む多くの市民は原発についてあまりにも無知であることに気付きました。

自分たちの安全に関わるとても大切な問題ですので、まず、知ることからはじめる必要があると思います。

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