静岡市の子育て支援 ─「充実しているが、知らない」

『静岡市子ども・子育て・若者プラン』 ブログ

今年の3月に『静岡市子ども・子育て・若者プラン(令和2〜8年度)』が静岡市から公開されました。そこでは静岡市が進める子育てや若者育成に関する施策の実状や課題、問題点が詳細に挙げられています。

今回はその中で鈴木が気になった、「制度は充実しているが、知らない人が多い」という調査結果について紹介したいと思います。

「知っている」が50%を超えたのは全事業の半分

静岡市では市民の子育てに関する生活実態や、子育て支援の利用状況、利用希望等のニーズを把握することを目的に、平成30年度に「子ども・子育て支援に関するニーズ調査」を実施しました。

  1. 調査対象:就学前児童を養育する保護者、就学児童を養育する保護者
  2. 調査方法:郵送配布・郵送回収
  3. 有効回答数:就学前児童(3,373件)、就学児童(1,310件)

その中で、『しずおかし子育てハンドブック』や、ホームページ『ちゃむしずおか』など、静岡市が行っている各種事業の認知度と利用状況を調べたものがあります。

就学前児童と就学児童と別々の調査結果が出ていますが、たとえば就学児童の調査では、「利用したことがある」と「知っているが利用したことはない」を合わせた『知っている』が50%を超えたのは32事業のうち16事業です(下記のグラフ)。

各種事業の認知度・利用状況(就学児)

これを見ると静岡市が行っている子育て支援事業のうち約半分は、知らない人の方が多いということがわかります。これはどういう状況かというと……

市民「こういう制度を作ってください!」
市役所「そういう制度ならすでにありますよ」
市民「もっと早く教えてくれればいいのに!」
市役所「ウェブサイトや広報でも告知してますよ」
市民「・・・・・・・」

といったことが起きているということです。

「辞は達するのみ」という記事でも書きましたが、言葉は相手に伝わってこそ意味があるもので、行政のサービスも市民が知らなければ意味がありません。どんなにウェブサイトや広報で情報発信しても、市民に届いてなければ意味がないのです。

もっとも、そのあたりの課題については市も把握していて、子育て支援について「情報提供の仕方に工夫が必要」という分析結果を挙げています。

静岡市の子育て支援についての現状分析

行政も怠けているわけでなく、子育ての分野に限らず、専門の部署の方々は真面目に市民のことを第一に考え、より良い制度を提供する努力をしていることと思います。であるからこそ、それをムダにしないための伝える工夫が大事だと思います。

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