静岡商工会議所『Sing 9月号』今川シンポジウム特集

『Sing 9月号』表紙 ブログ

静岡商工会議所が発行する会報誌『Sing』の9月号が届きました。巻頭特集は「今川義元公像 お披露目記念 今川シンポジウム2020」ということで、本年5月19日に開催された今川義元公の銅像除幕式と今川シンポジウムについての報告が掲載されています。

当日は鈴木も今川さん製作委員会の代表として「今川さん」とともに除幕式に参加しました。

今川ありて徳川あり ── 歴史の連続性

今川義元公の命日にあたる5月19日、JR静岡駅北口広場で今川義元公の銅像の除幕式が執り行われました。これまで今川義元公の銅像といえば、全国でも桶狭間古戦場公園(名古屋市緑区)にしか存在しませんでした。徳川家康公の像は市内にいくつもあるのに、約230年にわたり駿府の地を繁栄させてきた今川氏の像はゼロでした(お寺所蔵の木像は除いて)。これはつまり、静岡市が長いあいだ今川氏のことを軽視し、桶狭間の醜態をその存在ごと “なかったこと” にしようとしてきた結果であります。

そのようなバランスの悪い歴史観を正そうとして、つくられたのが「今川さん」でした。その後、2019年の今川義元公生誕五百年に向けて今川復権の気運が高まり、今年の5月19日にようやく今川義元公の銅像が完成したわけです。

竹千代君像に並ぶように建立された今川義元公像
『Sing 9月号』より抜粋

ポイントはJR静岡駅北口広場に元々あった竹千代ぎみ像のすぐ隣に義元公像をつくったということ。これは今川の世があったからこそ、天下人(家康公)がそこから誕生したのだという、「今川ありて徳川あり」のメッセージを形にしたものです。

「前提」を見直し、新しい「前提」を見つける

銅像の除幕式のあとに開催された「今川シンポジウム2020」では静岡出身の歴史研究家である大石泰史氏による記念講演が披露されました。

大石先生は今川氏研究の最前線で活躍されている方で、今でも今川氏に関する新事実を次々と発表されている方です。今回の講演では、今川家の当主に代々つけられるみょう「五郎」が今川範忠のときには「彦五郎」となっていて、なぜ「彦五郎」なのかを調べた結果、前提を見直すというところまで話が発展します。

「今川シンポジウム2020」ビデオアーカイブより抜粋

そのほか高天神城から見える “今川氏の戦略” といったテーマで、これまでの研究の「前提」をまず疑い、新しい歴史の「前提」を見出しています。

この「今川シンポジウム2020」の様子はYoutubeで公開されていますので、ご興味ある方はぜひご覧になってください。

今川シンポジウム2020 今川義元公生誕五百年祭 今川義元公像 お披露目記念
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