ICT教育の現場に効果的な書体「UDデジタル教科書体」

「リュウミン」と「UDデジタル教科書体」の違い ブログ

この鈴木まさひと後援会のサイトでは、本文にICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体を使用しています。具体的には上の画像にある「UDデジタル教科書体」を使用しているわけですが、いま皆さんが読んでいるこの文章自体もその「UDデジタル教科書体」になっていると思います。(※一部の環境下はのぞきます)

「弱視」や「読み書き障害」にも配慮した書体

「UDデジタル教科書体」は、写植やデジタルフォント分野の最大手である株式会社モリサワが教育現場と連携しながら10年かけて開発した書体です。

「UD」とは「ユニバーサルデザイン」のことで、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場を見据えているため、このような名前になっています。

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、よく耳にするITに “Communication(通信、伝達)” という概念を付け加えたものです。特に教育現場でパソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を用いた活動が期待されています。

この書体の大きな特徴は、太さの強弱を抑え、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)にも配慮したデザインとなっていることです。

例えば上の画像の「リュウミン」というのは、雑誌や書籍で一般的に使用されている明朝体の書体ですが、明朝体はタテの線が太く(強く)、ヨコの線が細い(弱い)のが特徴です。こういった太さの強弱が目立つ書体は、ディスレクシアなど一部の人にとっては読みづらいこともあります。

ディスレクシアは、学習障害の一種で、知的能力および一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害です。例えば2つの文字の違いがわからない、文字や単語の理解まで非常に時間がかかる、文字の並びが歪んで見える、文字自体が二重に見えるなど、その症状はさまざまです。(Wikipedia より抜粋)

また、教科書体という名のとおり、学習指導要領に準拠し、書き方の方向や点・ハライの形状が保たれていることも特徴のひとつです。

「UDデジタル教科書体」と他書体との比較
モリサワのウェブサイトより画像引用

以前の記事で「鈴」の字の最後を「マ」と書いたら間違いだと指摘された、という話を書きましたが、それも一般的に使われる書体が実際の手書き文字(学習指導要領)と違うことが引き起こしたトラブルです。

Windows10のOS標準フォントとして利用可能

この「UDデジタル教科書体」は2017年よりWindows10のOS標準フォント(書体)として利用できるようになっているので、すでに使われている方もいるかもしれません。

もし、「そんなフォントがあるなんて知らなかった」という人はちょっとパソコンを調べてみてください。

鈴木は主にMacを使用しているのですが、外国人向けの教材などによくこの書体を利用しています。「誰にでもやさしい、わかりやすい」というのが鈴木のモットーですから、これからもこういったユニバーサルデザインをもっともっと活用していこうと思います。

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