父親の仕事を手伝ってきました

ウナギ ブログ

鈴木将仁まさひとの父親が体調を崩したというので、今日はその父親の仕事、ウナギの卸し作業を手伝ってきました。実は10数年前にも少し手伝っていた時期があり、まったくの未経験というわけではありませんが、かなり久しぶりなのでほとんど忘れていました……

そこで今回は静岡県の名産ともいえるウナギについて少しお話ししたいと思います。

静岡県中部がウナギの最大生産地だった!?

私たちが暮らす静岡には名産と呼ばれるものがたくさんあります。ウナギもそのひとつ。ウナギというと浜名湖を思い浮かべる人も多いでしょうが、県の中部でも吉田、大井川、焼津地区を中心に大規模なウナギ養殖が行われ、かつては静岡県産ウナギが全国生産の4分の3を占めていた時代もありました。昭和40年代後半のことです。

ウナギの養殖池
ウナギの養殖池

特に吉田町は単独の町としては日本一の生産量を誇り、吉田が全国のウナギ相場を決めていたといいます。鈴木の父親の仕事場も吉田町にあります。ところが、50年代に入ると愛知県などの他地区に押されて生産量は減少。現在では中国産をはじめとした輸入ものが消費の大半を占め、静岡県内の養殖池はどんどん少なくなっている状況です。

ウナギづくりは水づくり

今はそんな状況ではありますが、吉田町がウナギで繁栄していたのにも理由があります。そのひとつが水。「ウナギづくりは水づくり」という言葉がありますが、ウナギを育てるのには良い水が必要となります。かつて吉田地区の養鰻が栄えたのも、大井川の良質な伏流水があったから。

また、池揚げされたウナギを活かしておくにも良い水が必要となります。みなさんはウナギの立て場というものをご覧になったことがありますでしょうか。ウナギを扱う業者の倉庫には、たいてい天井から水を落とす水栓がいくつも設置されていて、その下にウナギの入った桶が何段にも塔のように重ねられています。桶には小さな穴が開いていまして、いちばん上の桶に落ちた水がだんだんと下の桶まで行き渡るという仕組みになっています。こういった設備を立て場と呼ぶのですが、私の父親の仕事場にも小さな立て場があり、常時天井からは大井川の伏流水(地下水)が流れ落ちています。

ウナギの立て場
ウナギの立て場

いま、リニア中央新幹線建設工事の問題が全国版のニュースでも大きく取り上げられています。この工事が吉田町の(大井川の)伏流水にどんな影響を与えるのか鈴木には判断できませんが、その恩恵を受けてきた立場としては無関心とは言えない問題です。

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